2024年度ジャパンハート活動報告
2025年9月19日(金)
ジャパンハートについて
ジャパンハートは、東南アジアを中心とする国内外で無償の医療を提供している認定NPO法人です。
国外では小児がんの手術などを含む治療をこれまでに約39万件* 実施しているほか、国内では小児がんと向き合うこどもたちとそのご家族の外出サポートや、災害時の緊急救援活動、離島・へき地への医療者派遣などを行っており、すべての人が“生まれてきて良かった”と思える社会の実現を目指し活動しています。
(* 2025年3月末時点)

いただいたご寄付の使い道
病気を抱えていても経済的事情により医療を受けられない東南アジアのこどもたちの治療や手術、人身売買などの危険性があるこどもたちを引き取り安全な生活と教育の機会を与える児童養育施設の運営、医療者不足に悩む国内の離島へのマンパワー支援など、多岐にわたる団体の活動に使わせていただいております。皆様からのご支援が、わたしたちの活動の原動力となっています。命と心を救う活動にご協力いただき、誠にありがとうございます。

2024年度の治療実績
2024年度は、ミャンマー・カンボジア・ラオスでの治療件数は39,363件となりました。
また、2025年3月28日(金)にミャンマーで発生した大地震においては、手術活動中に被災し、活動拠点の病院も一部倒壊するなど被害を受けましたが、翌日には調査チームを派遣。3月31日(月)より、地震による倒壊で運営不可能となった拠点病院の敷地内での屋外診療および、出張診療のための支援チーム編成と活動準備を開始しました。

新病院開設プロジェクト
ジャパンハートはカンボジアにある自前の病院で、小児がんの治療をはじめとする高度医療を提供しています。しかし、患者の殺到や先進国と開発途上国での小児がんにおける生存率の格差から、同国に新たにもう一つの病院を開設するプロジェクトを現在進めています。2024年7月末に着工した新病院は躯体工事まで完了*し、2025年10月に開院予定です。
新病院は「アジア全体のサバイバルギャップを限りなくゼロにすること」をミッションに、アジアの小児医療の中核を担う病院となることを目指しています。
(* 2025年7月時点)
