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ニュースリリース

2002年7月19日
UCカードグループの暗証番号対策について
  ユーシーカード株式会社(本社:港区 社長:上杉純雄)及びUCカードグループでは、ICカードの本格発行を機に、会員に対し暗証番号の重要性を訴えるとともに、生年月日や電話番号などの「不適暗証番号」を第三者に類推されにくいものに変更するための包括的施策を実施します。

実施の背景
  ICカードは、利用の際これまでのサインに代わり暗証番号の入力が必要となります。また、これまでの磁気カードとは異なり、暗証番号はあらかじめICチップ内に入力した状態で発行することになるため、変更手続きもこれまでより煩雑となります。
  UCカードでは、2001年3月よりカードのIC化を開始、2002年8月からは更新カードもIC化予定です。そこで、これまでの会員誌や利用代金明細等を通じた啓発活動に加え、会員への直接DMの発送や不適暗証番号の自動変更等、一歩踏み込んだ対応を行うものです。

暗証番号対策の概要
  UCカードが実施する不適暗証番号対策は、新規会員に対するもの、既存会員に対するものの2種類があります。具体的には以下のとおりです。
● 暗証番号重要性啓発 暗証番号に対する関心を高め、不適暗証番号設定会員の変更を促す。
● 変更手続きの利便性向上 会員が暗証番号を変更しやすくする。
● 不適暗証番号の変更 不適暗証番号登録者を自動抽出する仕組みと、カード会社側で適正な番号へ自動変更する仕組みを構築する。

具体的な施策内容
  新規会員 既存会員
暗証番号の重要性啓発 暗証番号目隠しシール(2001年11月) ICカード更新予定者へのDM発送(2002年10月)
暗証番号変更手続きの
利便性向上
  自動音声応答サービスによる暗証番号変更・照会サービス(2002年2月)
不適暗証番号の変更 入会審査システムにおける暗証番号自動採番(2002年10月) 不適暗証番号の自動変更(2002年11月)

各施策の内容
●暗証番号目隠しシール   カード入会申込書の暗証番号記入欄に貼り付けて使用するシールです。本施策専用に開発されたもので、第三者が剥がそうとした場合には「開封無効」の文字が表れるようになっています。 また、シール台紙には会員に対し暗証番号の重要性を訴えるメッセージが記載されています。
  UCカードでは2001年11月より全ての申込書に本シールを封入していますが、2002年10月からは封入対象をUCカードグループ各社にも拡大します。
●ICカード更新予定者への
  ダイレクトメール(DM)発送
  既存会員のうちICカードへの更新予定者に対し、ICカード化により暗証番号が必要となること、不適暗証番号を設定してはならないこと等、暗証番号の重要性を訴えるDMを発送するものです。DMを見た会員が暗証番号を変更できる猶予期間を設けるため、本DMは更新月の4ヶ月前に発送します。
  本DMは、不適暗証番号登録会員のみならず、全更新予定者に発送します。これは、入会時に暗証番号を記入していなかったためにカード会社側で自動採番した会員や、暗証番号を忘れてしまっている会員も相当数いると考えられるためです。また、ICカード化によりカード利用時に暗証番号が必要となることを知らない会員に対する啓発の意味もあります。
  UCカードでは、当初1年間のDM発送枚数を約200万枚と想定しています。
●自動音声応答システムによる
  暗証番号変更・照会サービス
  UCカードグループでは、2002年2月より銀行系カード会社で唯一、自動音声応答サービスによる暗証番号変更照会サービスを実施しています。これは、各種DMや啓発施策の実施にともない会員からの問合せや暗証番号変更申し出の増加が見込まれることから、会員の利便性向上のため実施しているものです。
(1) 暗証番号照会サービス
会員番号及び生年月日を入力すれば、UCに登録された自宅住所に暗証番号が郵送で通知されるもの。セキュリティの観点から回答は郵送のみ。
(2) 暗証番号変更サービス
会員番号と現在の暗証番号を入力すれば、電話で暗証番号が変更できるもの。登録受付後30分程度で変更。なお、不適暗証番号排除機能も付加。
●入会審査システムにおける
  暗証番号自動採番
  入会申込時に不適暗証番号を記入していた場合、入会審査システムで自動判別し他の番号を自動採番するもので、2002年10月より導入予定です。
  自動採番会員はその旨をディスプレイ画面上に表示し、会員への申込意思確認などの際に他の番号への変更依頼ができるようになっています。
●不適暗証番号の自動変更 生年月日や電話番号などを暗証番号として登録している会員に対しDMを発送し、他の番号への変更をお願いした上で、変更頂けなかったものについてはUC側で適正な番号へ自動変更するものです。
(1) DM1回目(2002年11月:約140万通)
全対象会員に対し、他の番号への変更を依頼。 変更いただけなかった場合、UC側で適正な番号に自動変更する旨予告。
(2) DM2回目(2002年12月)
未変更会員に対し再度変更依頼。 変更後の暗証番号を予告。
(3) 自動変更実施(2003年2月)+変更通知DM発送

以上



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