2002年7月23日 |
クレジットカード会社4社による業務提携の推進について
(外部ネットワークとの接続システム共同化に向けて合意) |
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イオンクレジットサービス株式会社(社長 森 美樹)、株式会社オリエントコーポレーション(社長 金井 久兮)、株式会社クレディセゾン(社長
林野 宏)、ユーシーカード株式会社(社長 上杉 純雄)の4社は、クレジットカード業務に関連して、外部ネットワークとの接続システムの共同化を行なう。本件は、みずほフィナンシャルグループの呼びかけにより昨年から検討を行ない、4社が合意に至ったもの。
ネットワーク技術の進展・端末ネットワークの多様化等といったテクノロジーの発達や、業種・業態を超えた競争の激化等により、個人向け金融サービスは高度化・多様化している。なかでもクレジットカード業界においては、新規参入や加盟店手数料率の低下等競争環境が厳しくなる中で、ICカード化対応やインターネットやモバイルを活用したビジネス展開等に備え、大規模な戦略的投資が必要になってきている。
今般、合計約5千万人会員のスケールを擁し、流通系・信販系・銀行系の3業態を代表する4社は、各社が保有する経営資源を有効活用することでローコストオペレーションの実現、会員・加盟店に提供する機能・サービスの向上を目指すための検討を開始した。
その第一段階として、外部ネットワークとの接続システムの共同化を進めていくことで合意した。これにより、ICカード対応をはじめ新規ネットワークとの接続インターフェースの開発負荷の低減を目指していく方針。今後、他のクレジットカード会社にも参加を呼びかけ、業界をリードするスタンダードなインフラを構築していく。
更に、クレジットカード業務全般のインフラとなるプロセシング業務の共同化、サービス向上・業務効率化等についても、各社がそれぞれ経営の独自性を活かしながら強みを結集し、連携の強化を検討していく。
みずほフィナンシャルグループは、個人向け金融サービスを重要な柱ととらえており、インフラ面では決済ペイメントサービスの機能強化が重要と考えている。その中で、クレジットカード事業においては銀行系のブランド会社としてグループ内にユーシーカードを擁するほか、流通系・信販系カードの雄である3社とも友好的な取引関係にあることから、今回の案件を推進してきた。今後についても、この4社の枠組みに止まらず他のクレジットカード会社の本業務提携への参加の動きを支援していく。
具体的内容 |
1.外部ネットワークとの接続システム共同化により、以下を実現。 |
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CAFIS等の外部ネットワークとの接続増加に伴なう個社開発負担の軽減。開発資源(ソフト開発要員等)共有化による開発スピードアップ |
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4社間取引(アクワイアリング)の内部処理による外部ネットワークへの処理コスト削減 |
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共同化によるハード・ソフト・運用費用の負担軽減 |
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ICカード電文処理、認証等、各社対応が必須となるシステムの共同開発 |
2. |
株式会社NTTデータのコンサルティングの下、株式会社インテリジェントウェイブに開発を依頼する予定。 |
外部ネットワークとの接続システム共同化イメージ
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以上
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