中小企業や個人事業主にもおすすめな法人カードを、厳選してご紹介します。
ステータス性を感じるかっこいいゴールドカードや、スタートアップ企業でも気軽に持てる年会費無料の法人カードが人気です。
ビジネスのモチベーションが上がる最強の1枚を見つけましょう!
なお法人カードの選び方や審査の基準も、記事の後半でご紹介しています。
「中小企業や個人事業主でも法人カードの審査に通る?」「法人カードにはどんな種類があるの?」といった気になるポイントについてしっかり解説するので、参考にしてください。
おすすめの法人カード8選!中小企業向けのかっこいい最強カードを厳選
では早速、中小企業や個人事業主にもおすすめな最強カード8選をご紹介します。
かっこいいステータスカードだけでなく、年会費無料の法人カードもピックアップしました。
- UCプラチナカード
- ラグジュアリーカード 法人チタンカード
- ラグジュアリーカード 法人ゴールドカード
- ライフカードビジネスライトプラス スタンダード
- JCB一般法人カード
- JCBビジネスプラス法人カード 一般カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
1.UCプラチナカード

年会費 | 16,500円(税込) |
---|---|
家族カード年会費 | 3,300円(税込) |
通常ポイント還元率 | 1.0% ※1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合 |
ETCカード | 年会費無料 ※1枚あたり1枚まで発行可 |
発行日数 | 最短5営業日 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高100,000,000円 国内旅行保険:最高50,000,000円 |
利用限度額 | 最大7,000,000円 |
国際ブランド | VISA |
ポイント付与対象 電子マネー |
– |
アプリ | 〇 |
気軽に持てるプラチナカード
UCプラチナカードは、法人代表者・個人事業主におすすめのクレジットカードです。
ステータス性が高いプラチナランクのクレジットカードでありながら、1枚あたり年会費16,500円(税込)で発行できます。
従業員分の追加カードも1枚3,300円(税込)で発行できますよ。
「手頃な予算でプラチナカードを持ちたい」という方には、特におすすめです。
ビジネスでどんどんポイントがたまる
1,000円(税込)の支払いにつき、UCポイントが2ポイントたまります。
一般的なUCカードと比較して、受け取れるポイントが常に2倍です!
ポイント還元率は、1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合、1.0%となっています。
ビジネスでは高額な支払いが多くなりやすいので、どんどんポイントがたまっていくでしょう。
ETCカードは年会費無料
ビジネスやプライベートで高速道路を利用するなら、ぜひETCカードも用意しておきたいですよね。
UCプラチナカードでは、ETCカードの年会費が無料です。
ETCカードを作るのに別途料金がかかるクレジットカードと比較して、お得感があります。
国内外で使いやすく最大利用限度額も充分
UCプラチナカードの国際ブランドは、世界でもっとも加盟店が多いVISAです。
国内でも海外でも、幅広いお店で使いやすいクレジットカードとなっています。
さらに最大利用限度額は700万円なので、ビジネスの高額な出費にも対応可能です。
\初期限度額最大700万円!ビジネスでも使える100以上の優待特典!/
2.ラグジュアリーカード 法人チタンカード

年会費 | 55,000円(税込) |
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追加カード年会費 | 16,500円(税込) |
通常ポイント還元率 | 1.0% |
ETCカード | 年会費無料 |
発行日数 | 最短5営業日 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高120,000,000円 国内旅行保険:最高100,000,000円 |
利用限度額 | 一律の制限なし |
国際ブランド | Mastercard |
Mastercardの最上位グレード「ワールドエリート」
ラグジュアリーカードとは、Mastercardの最上位グレードである「ワールドエリート」が採用された、ステータス性の高いクレジットカードです。
こちらの「法人チタンカード」は、ラグジュアリーカードのゴールドカードやブラックカードと比較して、年会費が安い1枚。
とはいえそれでも年会費55,000円(税込)と、他社のゴールドカード以上、プラチナカード並みの維持費用がかかります。
しかし金属製の高級感がある1枚は、持っているだけでビジネスのモチベーションが上がりそうです。
どこで出しても恥ずかしくない、かっこいい法人カードを作りたい方におすすめ!
付帯している特典も一流
ラグジュアリーカード 法人チタンカードは、付帯している特典も一流です。
カード会員になると、希少なダイニングイベントや、ラグジュアリーカード会員同士のネットワークキングイベントに招待されます。
2名以上で所定のコース料理を予約すると、1名様分が無料になる特典も!
専属秘書のようなコンシェルジュサービスも利用できます。
一律の利用限度額がない
中小企業の経営者や個人事業主にとって、法人カードの利用限度額は重要な問題です。
ラグジュアリーカードでは、一律の利用限度額が定められていません。
審査の結果次第で、高い利用限度額を設定してもらえる可能性もあります。
なお事前入金サービスを利用した場合、最大99,990,000円まで法人カードで決済可能です。
\初年度年会費全額返金保証!/
3.ラグジュアリーカード 法人ゴールドカード

年会費 | 220,000円(税込) |
---|---|
追加カード年会費 | 55,000円(税込) |
通常ポイント還元率 | 1.5% |
ETCカード | 年会費無料 |
発行日数 | 最短5営業日 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高120,000,000円 国内旅行保険:最高100,000,000円 |
利用限度額 | 一律の制限なし |
国際ブランド | Mastercard |
最高峰のゴールドカード
ラグジュアリーカードの中でも特にハイグレードな法人カードです。
金属製カードは24金でコーティングされており、眩い輝きを放ちます。
年会費は220,000円とかなり高いですが、高級感抜群です。
カード番号や名前は裏面に記載されているので、セキュリティ性も優秀。
またカラーはイエローゴールドとローズゴールドから選べます。
法人カードのデザインにこだわりたい、女性の中小企業経営者や個人事業主にもおすすめです。
自社ビジネスの認知度が広がる
ラグジュアリーカードでは、法人ゴールドカードもしくは法人ブラックカードを持っていると、カード会員に自社ビジネスを特別優待プランとして提供できます。
自社ビジネスの認知度向上が狙えますね。
他にない魅力がある法人カードです。
手厚い優待と高いポイント還元率
ラグジュアリーカード 法人ゴールドカードは、優待内容も法人チタンカードより手厚いです。
リムジン送迎や、高級ホテルバー・会員制ラウンジでの限定メニュー提供など、まさにラグジュアリーと呼ぶにふさわしい好待遇です。
またポイント還元率は、業界最高水準の1.5%。
ポイントを賞品に交換した際の最大還元率は、3.3%となっています。
ためたポイントは、JAL・ANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空のマイルに交換可能です。
さらにホテル滞在では、1回あたり55,000円相当の優待を受けられます。
\初年度年会費全額返金保証!/
4.ライフカードビジネスライトプラス スタンダード

年会費 | 無料 |
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追加カード年会費 | 無料 ※最大3枚まで |
通常ポイント還元率 | 0.5% |
ETCカード | 年会費無料 ※最大1枚まで |
発行日数 | 最短3営業日 |
旅行保険 | – |
利用限度額 | 最大5,000,000円 |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
年会費無料!コストの安さならこの1枚
ライフカードビジネスライトプラス スタンダードは、年会費無料!
法人代表者または個人事業主向けの法人カードです。
公式サイトでは、開業・創業したての方も審査可能と明記されています。
追加カードもETCカードも、年会費無料で発行可能です。
シンプルな法人カードだがメリットも多い
ライフカードビジネスライトプラス スタンダードには、旅行傷害保険が付帯しません。
発行できる追加カードは3枚までと少ないです。
しかし年会費無料の貴重な法人カードなので、「追加カードが必要ない」「優待は最低限でいい」という方には、かなりおすすめ。
代表者の本人確認書類だけで申し込みできます。
法人カードはキャッシング枠がないことも多いですが、ライフカードビジネスライトプラスなら、本会員のみ500,000円分のキャッシング枠が設けられていますよ。
2022年9月30日からポイント還元サービスもスタートし、1,000円につき1ポイントたまるようになりました。
国際ブランドはVISA/Mastercard/JCBの中から自由に選べます。
\年会費永年無料!/
5.JCB一般法人カード

年会費 | 1,375円(税込) ※初年度無料 |
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追加カード年会費 | 1,375円(税込) ※本カードの年会費が無料の場合、追加カードの年会費も無料となる |
通常ポイント還元率 | 0.3% |
ETCカード | 年会費無料 ※複数枚発行可 |
発行日数 | 契約確認書類の受領確認から通常2~3週間 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高30,000,000円(利用付帯) 国内旅行保険:最高30,000,000円(利用付帯) |
利用限度額 | – |
国際ブランド | JCB |
手頃な年会費のスタンダードな法人カード
中小企業・個人事業主向けのスタンダードな1枚です。
JCB法人カードには「一般カード」と「ゴールドカード」の2種類があります。
ゴールドカードは年会費が11,000円(税込)かかりますが、一般カードなら1,375円(税込)です。
追加カードも1名ごとに1,375円(税込)で作れます。
申し込み対象は法人または個人事業主です。
Amazonをよく利用する方におすすめ
JCB一般法人カードで1,000円(税込)支払うごとに、1ポイントのOki Dokiポイントがたまります。
Amazonでは1ポイント3.5円として利用可能です。
Amazonでオフィス用品をよく購入する中小企業経営者や個人事業主におすすめの法人カードとなっています。
保険も無料で付帯
国内・海外旅行傷害保険が最大30,000,000円利用付帯しています。
さらに業界初のサイバーリスク総合支援サービス「JCB法人カード専用サイバーセキュリティデスク」も付帯。
トラブル発生時の電話相談や、専門業者の紹介を実施しています。
いざという時の備えになる法人カードです。
\業界初!サイバーリスク保険付帯!/
6.JCBビジネスプラス法人カード 一般カード

年会費 | 1,375円(税込) ※初年度無料 |
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追加カード年会費 | 1,375円(税込) ※本カードの年会費が無料の場合、追加カードの年会費も無料となる |
通常ポイント還元率 | – |
ETCカード | 年会費無料 ※複数枚発行可 |
発行日数 | 契約確認書類の受領確認から通常2~3週間 |
旅行保険 | – |
利用限度額 | – |
国際ブランド | JCB |
キャッシュバック型の法人カード
経営者・個人事業主向けの法人カードです。
ポイント型の「JCB法人カード 一般カード」に対して、こちらの「JCBビジネスプラス法人カード 一般カード」は、キャッシュバック型となります。
ポイントの使い道や有効期限を考える必要がありません。
年会費・追加カードの年会費は、「JCB法人カード 一般カード」と同じ1,375円(税込)です。
毎月最大3%キャッシュバック
利用金額に応じて、毎月最大3%(上限15,000円/月)がキャッシュバックされます。
交通費・出張旅費などの経費を削減したい方におすすめです。
ただしご利用合計金額が50,000円未満の場合、キャッシュバックの対象となりません。
また海外で使った分もキャッシュバックの対象外です。
毎月50,000円以上の経費が発生する方、国内での利用がメインの方に適しています。
\最大20,000円分プレゼント!/
7.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

年会費 | 36,300円(税込) ※初年度無料 |
---|---|
追加カード年会費 | 13,200円(税込) |
通常ポイント還元率 | 0.3% |
ETCカード | 550円(税込) ※最大20枚まで |
発行日数 | 約1~3週間 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高100,000,000円 国内旅行保険:最高50,000,000円 |
利用限度額 | 一律の制限なし |
国際ブランド | American Express |
メタル製のかっこいいステータスカード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(以下、アメックスビジネスゴールドカード)は、国際的なステータスカードとして知られるアメックスカードの中でも、ワンランク上の位置づけです。
年会費36,300円、追加カードは1枚あたり13,200円かかりますが、かっこいいメタル素材で作られており、高級感抜群。
追加カードも1枚までメタル製で発行できます。
出張で役立つトラベル特典が充実
出張で役立つトラベル特典が充実しているのも、アメックスカードの特徴です。
たとえば空港ラウンジが無料で使える法人カードでも、同伴者は有料となってしまう場合が多いです。
アメックスビジネスゴールドカードなら、同伴者も1名まで無料となります。
またANAマイル還元率が常時1.0%と高いのも魅力。
公私ともに充実のサポートを受けたい人におすすめな、ハイスペックゴールドカードです。
ビジネスをサポートしてくれる特典も多い!
アメックスビジネスゴールドカードには、業務に役立つさまざまなサポートが付帯しています。
- ビジネス・セービング:宅配・代行サービス・雑誌の定期購読・備品の購入が優待価格になる
- ジークラブオフサーチ:「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」のデータベースを利用できる
- クラブオフ:福利厚生プログラムのVIP会員年間登録料が無料になる
- ゴルフ・デスク:国内の1,100以上のゴルフ場や海外の提携コースの手配・予約を無料で行ってくれる
またアメックスビジネスゴールドカードには、一律の利用限度額がありません。
必要資金に応じて、柔軟に利用できます。
8.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

年会費 | 13,200円(税込) ※初年度無料 |
---|---|
追加カード年会費 | 6,600円(税込) |
通常ポイント還元率 | 0.3% |
ETCカード | 550円(税込) ※最大20枚まで |
発行日数 | 約1~3週間 |
旅行保険 | 海外旅行保険:最高50,000,000円 国内旅行保険:最高50,000,000円 |
利用限度額 | 一律の制限なし |
国際ブランド | American Express |
アメックスビジネスカードならまずはこれ!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード(以下、アメックスビジネスカード)は、ブランド力が高いアメックスの法人カードならまずはこれという、スタンダードな1枚です。
ゴールドカードほど豪華な特典は付帯していませんが、それでも法人カードとしては十分すぎる優待内容となっています。
まずはこの法人カードを作って、物足りなければアメックスビジネスゴールドカードへのグレードアップを検討するのもおすすめです。
出張や旅行で役立つ優待が豊富
アメックスビジネスカードの会員は、国内海外29ヶ所の空港ラウンジを、同伴者1名と無料で利用できます。
またアメックスビジネスカードでは、カードのランクに関係なく、同じ高還元率でANAマイルがたまりますよ。
年会費をおさえつつ、しっかりANAマイルを獲得できます。
出張や旅行でよく飛行機に乗る個人事業主や、中小企業の経営者にもおすすめです。
ビジネスカード限定サービスがある
個人向けのアメックスカードにはない、法人カード限定サービスが受けられます。
- 福利厚生プログラム「クラブオフ」…国内外200,000ヶ所以上の施設を、特別優待料金で利用できる。追加カードを持っている社員も対象。
- ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」…年会費が無料に。「帝国データバンク企業情報」や「東京商工リサーチ企業情報」などから、ビジネス情報をオンラインで入手できる。
社員の満足度も上がりそうな法人カードです!
法人カードはおもに2種類
法人カードとは、企業や個人事業主向けに発行されるクレジットカードのことです。
法人カードには次の2種類があります。
- ビジネスカード
- コーポレートカード
それぞれの違いは、1社が発行できるクレジットカードの上限枚数や、利用限度額です。
ビジネスカード | コーポレートカード | |
---|---|---|
対象 | 中小企業・ 個人事業主におすすめ |
大企業・ 官公庁におすすめ |
発行上限 | 20枚以下 | 20枚以上 |
利用限度額 | 高い | 低い |
審査対象 | オーナー個人 | 法人 |
一般的には、クレジットカードの名称に「ビジネス」と付いていれば中小企業向け、「コーポレート」と付いていれば大企業向けです。
しかし「JCBビジネスカード」のように、「ビジネス」と付いていても大企業向けの場合もあるので、一概には言えません。
公式サイトに「大企業向け」と書いてあるかどうか、発行できる追加カードは何枚までかといったポイントから判断するといいでしょう。
ビジネスカードは中小企業・個人事業主におすすめ
ビジネスカードは従業員の人数が少ないスタートアップ企業や、個人事業主におすすめです。
法人そのものではなく、オーナー個人を審査する場合も多く、その場合は登記簿謄本や決算書の提出が不要となります。
しかしビジネスカードは追加で発行できるクレジットカードの枚数が少ないです。
従業員の人数が多いと、クレジットカードが不足してしまいます。
会社の規模に応じて選びましょう。
法人カードと個人カードの違い
企業や個人事業主がビジネスで使うのに向いている「法人カード」と、個人がプライベートで使う前提の「個人カード」は、次のような違いがあります。
- 付帯している優待内容
- 追加で発行できるカードの種類・枚数
- 利用限度額
- 引き落とし口座
法人カード | 個人カード | |
---|---|---|
優待 | ビジネス向け | 個人向け |
追加発行できるカード | 従業員向け 「追加カード」 |
家族向け 「家族カード」 |
引き落とし口座 | 法人口座 もしくは個人口座 |
個人口座 |
利用限度
|
約500,000~ 10,000,000円 |
約100,000~ 5,000,000円 |
楽天カードやエポスカードといった個人カードは、利用限度額が低めに設定されています。
いっぽう法人カードは、利用限度額が高めです。
大きな金額をやりとりすることが多いビジネスの場で重宝します。
また追加発行できるクレジットカードは、法人向けの場合「追加カード」、個人向けの場合「家族カード」といいます。
ビジネスオーナー向けカードとは
法人カードと個人カードの中間的な位置づけの「ビジネスオーナー向けカード」もあります。
ビジネスオーナー向けカードは、個人カードとほぼ同じように審査がおこなわれる、ビジネス向けのクレジットカード。
個人事業主やフリーランスでも申し込みしやすいのが特徴です。
設立間もない企業や、個人事業主の方、フリーランスの方におすすめとなっています。
法人カードの選び方|最強の1枚が見つかる!
法人カードを選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。
- 年会費無料か有料か
- 何枚まで追加発行できるのか
- ポイント還元率・マイル還元率は高いか
- 利用価値の高い優待が付帯しているか
- 利用限度額はいくらか
- セキュリティ性は高いか
年会費無料か有料か
法人カードを所有するにあたってかかるコストは、年会費です。
年会費は無料の法人カードと、有料の法人カードがあります。
個人向けのクレジットカードなら、年会費無料で作れるものも多いのですが、法人カードの場合有料であることが多いです。
しかし年会費がかかるクレジットカードは、持っているだけでさまざまな優待が受けられます。
初年度のみ年会費無料の法人カードや、一定額以上利用すると翌年の年会費が無料になる法人カードもありますよ。
追加カードとETCカードの年会費も確認
すでに作ったことがある法人カードを追加発行すると、最初に発行した法人カードより、安い年会費で作れます。
「年会費が安くてお得だと思ったけど、追加カードの年会費は他社より高く設定されていた…」という落とし穴に注意しましょう。
またETCカードとは、高速道路料金をキャッシュレスで支払える付帯カードです。
ETCカードを利用するなら、こちらの年会費も確認しておきましょう。
法人カードのランク
種類によって異なりますが、一般的に法人カードのランクは次のように分かれています。
法人カードのランクが高いほど、年会費も高くなる傾向です。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
ゴールドカードやプラチナカードは一般カードより優待内容が豪華で、高いステータス性が得られます。
優待を使いこなせなければ損をする可能性もありますが、「取引先の前で出しても恥ずかしくない法人カードを持ちたい」という方におすすめです。
ただ法人カードの年会費はずっと支払い続けなければならないので、無理をしてハイグレードなカードを作ると、後悔する可能性もあります。
予算に応じて選びましょう。
何枚まで追加発行できるか
法人カードごとに、何枚まで追加で法人カードを発行できるか決まっています。
会社の規模・従業員の人数に対して、追加発行できるカードの枚数が不足していないか、確認しましょう。
中には追加発行枚数の上限がない法人カードもあります。
ポイント還元率・マイル還元率は高いか
法人カードで支払った金額に応じて、ポイントやマイルが還元されます。
法人カードのポイント還元率は、おおよそ0.3~1.5%ほど。
できるだけポイントやマイルがたまりやすい法人カードを選ぶのがおすすめです。
ためたポイントを法人カードの支払いに充てれば、経費を削減できます。
なお年会費が高いクレジットカードのほうが、ポイント還元率は高めです。
しかし年会費無料のクレジットカードと違って、持っているだけでコストが発生するため、元を取れるとは限りません。
またマイルがたまりやすいのは、JALやANAなどの航空会社が発行している法人カードです。
利用価値の高い優待が付帯しているか
年会費有料の法人カードを発行すると、さまざまな優待が受けられます。
年会費が高い法人カードは、優待内容も豪華です。
- 空港ラウンジを無料で利用できる
- 空港~自宅の手荷物輸送が無料
- ホテルやレストランなどを割引価格で利用できる
- 海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険が付帯する
- 飛行機・ホテルなどの手配をコンシェルジュサービスに一任できる
- 会計ソフトと法人カードの利用明細を連携できる
特にコンシェルジュサービスは、「秘書を雇うよりコストが安い!」と、中小企業経営者から人気。
優待は実際に利用しなければ年会費が無駄になってしまうので、自社のニーズに合っている内容かどうか確認して選びましょう。
利用限度額はいくらか
法人カードの利用限度額が最大で何円に設定されているか、確認しておきましょう。
利用限度額は法人カードの場合、1ヶ月に約100,000~5,000,000円ほどであることが多いです。
実際の利用限度額がいくらになるかは、入会時の審査によって決まります。
たとえば利用限度額が最大3,000,000円までのクレジットカードでも、審査結果によっては、「2,000,000円まで」と引き下げられる場合が。
中にはアメックスカードのような、一律の利用限度額が定められていない法人カードもありますよ。
また法人カードでは、追加カードも含む全てのカードで、利用限度額を共有します。
「1枚あたりの利用限度額」ではないので、注意してください。
セキュリティ性は高いか
ビジネスの場で使うカードだからこそ、高いセキュリティ性にもこだわりたいですよね。
最近はナンバーレスカードがトレンドです。
ナンバーレスカードとは、券面にカード番号が書かれていないクレジットカードのこと。
もしカードを紛失しても、不正利用に遭う可能性が低くなります。
法人カードを発行する4つのメリット
中小企業や個人事業主が法人カードを発行すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
4点に分けてご紹介していきます。
- 立て替えによる経費精算がなくなる
- 経費削減につながる
- 法人向けの付帯サービスがある
- 従業員の不適切な経費利用を防止できる
1.立て替えによる経費精算がなくなる
まず非常に大きなメリットは、会計処理の負担を大きく減らせることです。
経費は法人カードで支払う社内ルールを設ければ、社員が立て替えた経費を後から清算する必要がなくなります。
計算間違いが発生しづらい、振込も不要になり会計担当者が楽になるなど、さまざまなメリットが連鎖的に生じますよ。
2.経費削減につながる
経費精算が不要になれば、会計処理にかかっていた人員コストを削減できます。
法人カードで支払った金額に応じてたまっていくポイントを、カード請求の支払いに充てられるのも、見逃せないメリットです。
法人カードは利用額が大きくなりやすいので、ポイントもたくさんたまるでしょう。
3.法人向けの付帯サービスがある
内容は年会費によりますが、法人カードには福利厚生としても活用できる優待が付帯しています。
たとえばスポーツクラブ・健康診断・レストラン・ホテルなどの割引、空港ラウンジを無料で使える権利、コンシェルジュサービス等です。
また、利用明細をクラウド会計ソフトと連携できる法人カードもあります。
社員の満足度が上がり、経費処理の負担も減ると考えられます。
4.従業員の不適切な経費利用を防止できる
法人カードの利用明細を見れば、社員が何にいくら使ったのか分かります。
従業員の不適切な経費利用を防止できるのもメリットです。
従業員が領収書をもらい忘れたとしても、正確な利用金額を把握できます。
法人カードを発行する3つのデメリット
法人カードを作る前に、デメリットも押さえておくのがおすすめです。
- 一括払いしかできない法人カードもある
- 年会費無料の法人カードは少ない
- すべての法人カードで利用限度額を共有している
1.一括払いしかできない法人カードもある
次のような支払い方法を利用できない法人カードもあります。
- 分割払い
- リボ払い
- キャッシング
個人カードの場合、利息を上乗せする代わりに毎月の支払い金額を一定にする、「リボ払い」に対応していることも多いです。
引き落とし口座にお金がなくても、現金を借りることで買い物ができる「キャッシング機能」も、多くの個人向けクレジットカードに付いています。
しかし法人カードは、分割払い・リボ払い・キャッシングなどができず、一括払いのみとなっていることが多いです。
資金繰りが苦しくなっても、柔軟に対応しづらいのはデメリットといえます。
2.年会費無料の法人カードは少ない
個人カードなら、年会費永年無料のものが多くあります。
しかし大多数の法人カードは、年会費が有料です。
年会費無料のクレジットカードにはない豪華な特典が付いてきますが、特典を利用しなくても、持っているだけでコストがかかるのはデメリットです。
かといって年会費無料の法人カードに絞って探すと、選択肢が少なくなってしまいます。
3.すべての法人カードで利用限度額を共有している
法人カードでは、すべての追加カードと利用限度額を共有しています。
たとえ1円も使っていない社員がいたとしても、誰かが利用限度額をすべて使い切ってしまうと、翌月まで全員のカードが使えなくなってしまうのです。
「法人カードで高額な支払いをする場合は、事前に承認を得る」というような社内ルールを設けるのがおすすめですよ。
法人カードの審査基準|中小企業や個人事業主は落ちる?
法人カードを作るには、申し込み後の審査に通過しなければなりません。
審査基準ははっきりと公開されていない場合が多いですが、おもに次のポイントを確認されるといわれています。
- 設立年数
- 経営状況
- 経営者の信用情報
なおゴールドカードやプラチナカードの審査に通るには、必ずしも黒字経営を続けている企業や、大企業である必要はありません。
年収がそれほど高くない会社経営者や個人事業主でも、審査に通る可能性は十分にあります。
しかし年会費無料の法人カードよりは、審査で厳しくチェックされる傾向です。
また年収が低いと、ゴールドカードやプラチナカードのゴージャスな優待を使いこなせない場合があります。
審査基準①会社の設立年数
起業してから3年以上経っていれば、社会的信用が高くなるといわれています。
では設立3年未満のスタートアップ企業は高確率で法人カードの審査に落ちてしまうのかというと、そんなことはありません。
会社を設立したばかりで作成可能な法人カードもあります。
法人口座を開設する、固定電話を引くなどして、会社の体制を整えてから申し込むのがおすすめです。
また代表者の本人確認書類だけで発行できるクレジットカードは、中小企業に適しています。
審査基準②経営状況
会社の経営状況も審査で見られるポイントです。
- 黒字経営
- 資本金が多い
- キャッシュフローが滞っていない
赤字経営だとしても、必ず審査に落ちるとは限りません。
まずは申し込んでみるといいでしょう。
審査基準③経営者の信用情報
経営者本人の信用情報も審査で確認されます。
- 各種ローンの借り入れ・返済状況
- 個人で持っているクレジットカードの利用状況
過去にローンやクレジットカードの支払い遅延があると、情報として残っているため、審査に通りづらくなる可能性があります。
クレジットカード会社は、利用者の信用情報を確認できるため、嘘をついたとしても意味がありません。
もし滞っている支払いがあるなら、完済してから法人カードの申し込みをしたほうがよいでしょう。
個人事業主やフリーランスにも法人カードはおすすめ!
法人カードは個人事業主やフリーランスも作れます。
メリットは次の通りです。
- 法人カードの利用明細を会計ソフトに取り込めば、経費の管理が楽になる
- プライベートの支出と分けて管理できる
- 経費でポイントがたまる
- 即日引き落としではないため、急な資金の支払いに対応しやすい
普段使いの個人向けクレジットカードを、ビジネスにも使用している個人事業主やフリーランスは多いでしょう。
しかし事業専用の法人カードを別に作れば、プライベートの支出と経費を別々に管理できます。
確定申告が楽になりますね。
ただ法人カードの優待は、個人事業主やフリーランスにとって利用機会が少ない場合もあるため、内容は吟味して選ぶのがおすすめです。
おすすめの法人カードに関するよくある質問
おすすめの法人カードに関する、よくある質問に回答します。
- 法人カードの申し込みに必要な書類は?
- 年会費無料の法人カードはおすすめではない?
- おすすめのかっこいい法人カードは?
Q.法人カードの申し込みに必要な書類や流れは?
法人カードの審査では、次のような書類の提出が求められます。
- 代表者の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 登記簿謄本
- 決算書
- 確定申告書(不要な場合も)
中には代表者の本人確認書類だけで申し込める法人カードもあります。
この場合、申し込みの流れはほぼ個人カードと同じです。
Webだけで完結します。
登記簿謄本や決算書が必要なコーポレートカードでは、申し込み後にクレジットカード会社から連絡があるので、担当者と相談しながら契約を進めましょう。
Q.年会費無料の法人カードはおすすめではない?
次のような場合、年会費無料の法人カードを選んでもいいでしょう。
- 社員が少ない
- 付帯する優待が不要
- ステータス性は重視しない
年会費がかかる法人カードを持っていると、さまざまな優待が受けられます。
しかし「優待の対象となる施設やレストランが近くにない」「出張でホテルを取ったり、飛行機に乗ったりすることは少ない」という場合、優待を充分に活用できない可能性が。
高い年会費の払い損を防ぎたいなら、年会費無料の法人カードもおすすめです。
高いステータスは得られませんが、見栄っ張りな印象を周りに与えることもないでしょう。
ただ年会費無料の法人カードは、発行できる追加カードの枚数が少ない場合も。
個人事業主なら気にする必要はありませんが、社員がいるなら、枚数は不足しないか確認しておきましょう。
Q.おすすめのかっこいい法人カードは?
UCプラチナカードはプラチナカードでありながら、年会費が手頃です。
豪華優待が付帯しており、ビジネスでもプライベートでも活躍します。
「かっこいい法人カードを気軽に持ちたい」という方におすすめですよ。
また、アメックスカードは世界的に知名度の高いステータスカードです。
特にアメックスの中でもランクが高いゴールドカードやプラチナカードは、どこで出しても恥ずかしくありません。
ホテルや空港に関連した優待が多く、世界で通用するので、海外出張が多い企業にもおすすめです。
さらにデザインのかっこよさを求めるなら、重厚感がある金属製の法人カードもおすすめ。
たとえばラグジュアリーカードは金属製です。
中でも「ラグジュアリーカード 法人ゴールドカード」は、24金でコーティングされたかっこいい1枚となっています。
法人カードは会社の規模に合わせて選ぶのがおすすめ
法人カード選びの基本は、会社の規模に合わせることです。
発行できる追加カードの枚数や利用限度額は、法人カードによって異なります。
今回は中小企業や個人事業主向けの法人カードを中心にご紹介してきましたが、従業員数が多いと、追加カードや利用限度額が不足する可能性も。
特に年会費無料の法人カードはコストがかからない反面、発行できる追加カードの枚数や優待も限定的です。
コストは高すぎないか、自分や社員にとって利用価値のある優待内容かといった点も確認して、ずっと使い続けたくなる最強の法人カードをゲットしてくださいね。