セキュリティ

本人認証サービスEMV 3-Dセキュアの導入について

「EMV 3-Dセキュア」は、旧3Dセキュア※がバージョンアップされたスキームとしてEMV Coが新たに標準化した仕様であり、国際ブランドが導入を推奨しております。

※旧3Dセキュアのサポートは終了しております。
(Visa:2022年10月15日、Mastercard:2022年10月18日)

旧3Dセキュアを導入していた加盟店さまにおかれましては、「EMV 3-Dセキュア」へ切替のご対応をお願いいたします。

「EMV 3-Dセキュア」の導入につきましては、ご利用の決済代行サービス会社もしくはシステムベンダーへお問合せください。

EMV 3-Dセキュアの特長

EMV 3-Dセキュアは国際ブランド(Visa、Mastercard)が推奨する本人認証サービスです。旧3Dセキュアに比べて以下のような特長を持ちます。

EMV 3-Dセキュア
特長 内容 メリット
パスワード入力負荷を低減 原則リスクベース認証のみとなり、会員へのパスワード要求が不要※1 会員入力負担軽減により取引離脱(カゴ落ち)の減少※2
ワンタイムパスワードによる本人認証 中リスク判定時のみワンタイムパスワードなどによる追加認証を実施※3 会員のパスワード忘れによる機会損失の軽減
スマホアプリへの対応 ブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレットのアプリ内決済に対応 セキュリティ強化
非決済分野への対応 モバイルウォレットへのカード登録等、非決済取引への利用が可能 セキュリティ強化
リスクベース認証とは
ネット通販で使用されるパソコンやスマートフォンにおける機器やネットワークの情報から不正利用を判定する手法
  • ※1 リスクベース認証により取引可能として判定された場合、PW入力を求める本人認証は行いません。
    取引の9割程度は追加認証を実施せず可能となる見込みです。
  • ※2 Visa実施調査によると決済時間が85%短縮され、70%の取引離脱の減少が期待できます。
  • ※3 追加本人認証(二次認証)発生時のみ。

EMV 3-Dセキュア導入加盟店さまへのお願い

①個人情報保護法に関する利用者本人の同意取得

EMV 3-Dセキュアは「リスクベース認証」を利用した不正使用判定を行っております。リスクベース認証時に利用されるデータには個人情報が含まれます。また、そのデータはカード発行会社へ提供されるため、お客さまに対して個人情報の第三者提供に関する同意を、加盟店さまご自身のWEB決済画面上等で取得していただく必要がございます。

②「本人認証サービスに関する覚書」または「規約改定に関する同意書」の締結

当社と直接加盟店契約を締結済みの場合、契約内容が変更となります。「本人認証サービスに関する覚書」または「規約改定に関する同意書」の締結をお願いいたします。

  • ※契約内容及び締結に関するお問い合わせについては、当社営業担当へお問い合わせください。