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ニュースリリース

2003年6月30日
多様化する「偽造カード」不正使用手口に対応 業界最高水準の検知精度を実現
UC、カード不正使用早期検知システム『UCプリズム』をリニューアル
 UCカード(ユーシーカード株式会社 本社 : 港区 社長 : 上杉純雄)及びUCカードグループでは、増加傾向にあるクレジットカード不正使用抑止強化策の一環として、1999年7月に導入した不正使用早期検知支援システム『UCプリズム』をリニューアルし、本格稼動を開始しました。

 これにより、業界最高水準のカード不正使用検知精度を実現。 UCカードでは前年度比13%の不正使用被害削減を見込んでいます。

 UCカードグループでは、1999年7月、米国ネスター社(現Retail Decisions社)の、ニューロ理論を応用した人工知能型システムソフト「PRISM(プリズム)」を導入し、同社国内販売代理店である株式会社CSK(本社:新宿区 社長:青園雅紘)と共同で、不正使用早期検知支援システム『UCプリズム』を開発、運用してきました。

  「偽造カード」不正使用手口の多様化により増加傾向にある「偽造カード」による不正使用をより一層抑止するため、UCカードグループは、今般、『UCプリズム』のリニューアルを実施しました。業界最高水準のカード不正使用検知精度により、前年度比13%の不正使用被害削減を見込んでいます。今後もUCカードグループでは増加傾向にある「偽造カード」等によるカード不正使用撲滅を目指し対策を講じていきます。

【リニューアル内容】
(1) 「特定の不正使用多発先」の検知機能強化
被害が集中する店舗情報を、UCのホストコンピュータと連動し自動的に登録、不正使用検知する機能を追加。
(2) 長期間にわたる「買い回り」被害を抑止
従来、真正ご本人利用と混同し、検知が困難であった『低金額、かつ、長期間にわたる不正使用』を抑止するため、「過去履歴との自動比較機能」(検知対象売上と当該カードの過去の利用履歴を自動比較する機能)を拡大し、検知できるようにレベルアップ。
(3) 「戦略ルール」設定可能数の拡大
条件設定項目を拡大し、これらの項目の組み合わせて作成する「戦略ルール」(不正使用パターンを登録し検知する機能)を従来比2倍の4,000とすることにより、多様化する不正使用手口に対応。

【『UCプリズム』の概要】
  UCの基幹システム「ユニバース」が保有する不正使用検知機能をベースとして、ニューロ理論を応用した人工知能型システムソフト「PRISM(プリズム)」を付加した不正使用早期検知支援システム。主な機能は下記3点。
(1) 不正使用確率スコアリングシステム
過去の不正使用手口の特徴を「人工知能」に学習させ、カード全取引の不正使用確率を点数換算。一定基準以上のものを、即時にモニター画面に表示。
(2) 不正使用手口・発生パターンのルール化によるモニタリングシステム
過去に発生した不正使用手口・発生パターンを分析し、その特徴をルール化。ルールに該当した利用を、即時にモニター画面に表示。
(3) 不正使用データ分析、効果検証が可能な多角的分析システム
a. 不正使用の全データを保管・分析し、一定期間の不正使用手口・ルールの現状評価、効 果検証、未来予測等、多角的なシミュレーション、分析が可能。
b. シミュレーション・分析結果に基づき、最新の不正使用手口・発生パターンもリアルタイム反映。高精度のモニタリングを実現。

不正使用被害額 表

以上


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