You're Here:ホームコーポレートプロフィールニュースリリース:2002年度下半期詳細
ニュースリリース

2003年3月5日
二次元バーコード貼付により伝票管理を効率化
UC、売上伝票管理システムを構築
 UCカード(ユーシーカード株式会社 本社:港区 社長:上杉純雄)では、加盟店から持ち込まれる紙ベースの売上伝票に二次元バーコードを貼付することで、外部業者との授受や処理状況チェック等を総合的に管理するシステムを構築、2003年3月より運用を開始します。


 UCカードでは、毎月受け付ける紙ベースの売上伝票は約20万件にのぼります。G-CATなどの信用情報端末の普及により、カード会社と加盟店との売上情報授受は電子データによるものが中心となりつつありますが、UCでは今後もこれらの紙による伝票のやりとりは続くものとみています。

 これらの伝票は、通常の受付窓口である私書箱のほか、UC本社や各支店への直接郵送や持ち込み、営業担当者による回収など、様々なルートで送られてきます。これらの伝票はすべて本社の事務部門に集約し受付記録を作成した上で外部パンチ業者に持ち込み、ホストコンピュータに入力しています。

 ただ、記入洩れ等の不備があるものについては、抜き取って加盟店への確認作業を行う必要があります。これらの不備伝票は多いときは全体の1割に達することもあり、外部業者への持ち込み時の照合作業や加盟店からの問い合わせがあった際の伝票所在確認などに多大な手間と時間がかかっていました。

 今回のシステムは、伝票受付時点で全伝票と封筒にそれぞれ二次元バーコードを貼付し、抜取伝票管理、外部業者持込管理、伝票所在確認等に用いるものです。
 本システム導入により、これまで手作業で行っていた受付記録の作成が不要となるとともに、外部業者持込時の突合せ作業の手間も大幅に削減されます。また、未処理伝票のチェックや伝票の所在確認も容易に可能となるなど、総合的な伝票授受管理が実現します。

 本システムは、二次元バーコード分野でも先進的な実績を持つ「株式会社サトー」(本社:渋谷区 社長:藤田 東久夫氏)との共同開発によるもので、二次元バーコード印刷機やバーコードデータ管理システム等で構成されています。

 UCカードでは、本システム導入による事務効率化効果を年間約2,000万円と見込んでいます。また、本システムは全ての紙ベースの郵便物に応用できることから、会員・加盟店などからの郵便物等にも利用範囲を拡大し、授受管理強化を図るとともに、会員・加盟店からの問合せに迅速に対応する体制を整えます。

売上伝票の狭いスペースに添付する必要があることから、情報量が多く(従来のバーコードの数十倍から数百倍)、「高速・全方向読取機能」「データ復元機能」を備える二次元バーコードを採用。
将来的には漢字などの文字情報のシステム管理を視野に入れています。

以上



戻る