誠に勝手ながら弊社発行の「SAISON express」は7・8月合併号(6月20日発送)をもちまして刊行を終了させていただくことになりました。
刊行終了の詳細に関しましては、弊社ウェブサイトの専用ページに情報を掲載しておりますのでご確認くださいますようお願いいたします。
長きにわたりご支持いただきましたこと、重ねて御礼申しあげます。
ヒトとヒト、ヒトとコト、そして時代との豊かなつながりを提案するクオリティマガジン「SAISON express」では、時節に合わせた特集記事やグルメ・チケット・旅行の優待情報など幅広い内容をお届けしております。
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2024年3月19日をもって有料定期購読の新規申込募集を終了させていただきました。
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特集
1900(明治33)年に女子英学塾(現・津田塾大学)を創設した津田梅子。日本の女子教育のパイオニアが駆け抜けたあっぱれな人生に迫る。
古川 安/髙橋裕子/伊藤春奈/小池昌代 -
30
地球好日・世界遺産シリーズ
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36
いわく、名宿
界 長門
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46
いま、あなたに会いたい
松本幸四郎
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3
花鳥博物
フタバアオイ 大場秀章
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42
ふるさと手帖
北海道 池田町
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44
日本の伝統色
杜若色 永田泰弘
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50
Excellence we love
ノンアルコール・スパークリング「1688」
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52
ESSAY
家事道楽シューシャイン 町田 康
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56
地図で読み解く日本史
仙台の貞山運河 泉 秀樹
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58
園芸始めます
あでやかに咲きほこれ
ウチダトモコ -
60
黄金比で作る和食ABC
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62
大人の筋トレ
脂肪に正しく向き合う 中村格子
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64
素晴らしきゴルフ
自律神経の第一人者・小林弘幸教授 後編 南澤 聡
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66
Otonami体験
京都「実相院門跡」
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68
物語る近代建築
外交官の家(旧内田定槌邸)
小川 格 -
73
幸福の相続
思い入れのあるマイホーム、その行く末は
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54
短歌倶楽部
水原紫苑
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70
CINEMA
生井英考
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71
ART
古田 亮
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72
BOOK
井坂洋子
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74
口福舌慶
「築地寿司岩 総本店」
「レ・セレブリテ」
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78
TRAVEL
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TICKET
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TOPICS
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読者のお便り紹介
津田梅子(左)と女子英学塾設立協力者たちの写真(津田塾大学津田梅子資料室所蔵)。右から大山捨松、瓜生繁子、アリス・ベーコン。
撮影=山口卓也
今年7月にデザインが一新される五千円札の肖像・津田梅子の特集です。明治初頭、日本初の女子留学生として満6歳で渡米した彼女は、1900年に女子英学塾(現・津田塾大学)を創設し、女性の地位向上に大きく貢献した日本の女子教育のパイオニアです。
では、良妻賢母教育しか許されず、女性が高度な専門教育を受ける道が閉ざされていた当時、梅子はどのように学校設立というプロジェクトを実現させたのでしょう。本特集では、17歳で帰国した梅子が孤独や逆風のなか学校設立の夢を温めていった7年間、再びアメリカへ渡り大学で学びながら学校の構想を膨らませていった3年間、そしてそんな梅子の夢に共鳴した女性たちとのシスターフッドという3つの切り口で梅子のプロジェクトを捉えました。
津田塾大学の髙橋裕子学長には、二十歳前後の梅子がアメリカの育ての母へ送った手紙の文面から梅子の熱い情熱や人間らしい魅力について、また物心両面で惜しみない協力をした日米の女性たちとの関係から梅子のプロジェクトリーダーとしての独自性について語っていただきました。そして『津田梅子 科学への道、大学の夢』の著者である科学史家の古川安さんには、アメリカの先進的な女子大学であるブリンマー大学で生物学を専攻した梅子の意外な一面と、その後の人生に与えた影響についてうかがいました。
その他、梅子という「ひと粒の種子」から育った教え子や卒業生たちについて、女性史とフェミニズムをテーマに出版活動を行う伊藤春奈さんに執筆いただき、津田塾大学卒業生である詩人・小説家の小池昌代さんに津田塾の思い出や梅子への想いを綴っていただきました。
女性と自分自身を信じつづけた梅子の壮大な冒険をぜひお愉しみください。
梅子が6歳で渡米した際着ていた小袖。女子美術大学の協力のもと美しく修復されました(写真は修復前)。表紙の梅子の帯の柄は、イラストレーター加藤佳代子さんのアイデアで、小袖の柄をモチーフにしています。
写真=津田塾大学津田梅子資料室所蔵
担当者より
4月から始まったNHKの朝ドラ『虎に翼』は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ実在の女性をモデルにした物語。その第一週、法律の勉強がしたい主人公・寅子(ともこ)は、お見合い結婚させたい母と対立します。母は女性が高度な学問をする「リスク」(婚期を逃してもし法律家になれなかったら地獄)から反対していましたが、実は自身も女学校に行かせてもらえなかった悔しさを抱えており、寅子の優秀さも誰より理解していたので、最後はお見合い用の振袖の代わりに「六法全書」(!)を買い与え、寅子の「地獄を見る覚悟」に味方するという内容でした。大きな反響を呼んだこのシーンに、思わず梅子を重ねずにはいられませんでした。この場面は1931年ですから、約50年前、17歳で日本に帰国した梅子に立ちはだかった壁はさらに高かったのでしょう。
梅子が女子英学塾を開いた同じ1900年には、現在の女子美術大学、東京女子医科大学も設立されています。いずれも女性の社会的・経済的自立を目指し、旧制大学に引けを取らない教育を提供していましたが、とうとう戦後になるまで大学の資格は与えられませんでした。戦前の旧制大学は基本的に女性の受験も認めていなかったため、事実上、女性のための大学は存在していなかったのです。しかし、実際にそこで学んだ女性たちは、インフルエンサーとして多くの女性を勇気づけたに違いありません。「(男女雇用機会)均等法の母」と呼ばれ、今年2月に亡くなられた赤松良子さんも、大阪の女学校で出会った津田出身の英語教師に憧れて津田塾へ入学したそうです。
梅子の功績で忘れてはならないのは、彼女が女子英学塾を設立するずっと前に、日本の女性がアメリカへ留学できるよう奨学金制度を創設していることです。日本の大学がダメならアメリカの大学へという大胆さ、自身が受けた恩恵を独り占めせず未来へつないでいく先見性はもっと広く知られてほしいと思います。
抽選で、読者の皆様へ毎号すてきなプレゼントを
ご用意いたします。
会員サイトキャンペーン一覧より
毎月20日からご応募いただけます。
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津田梅子 映画DVD +スピーチCD
3名様
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『津田梅子 科学への道、大学の夢』
3名様
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萩焼の豆皿3色セット
5名様
2024年3月19日をもって有料定期購読の新規申込募集を終了させていただきました。
年間定期購読料:
3,278円(税込・送料込)/
年11冊発行(7・8月号は合併号)
※ゴールド会員(一部対象外カードがございます)の方には無料でお届けいたしますので
別途お申し込みいただく必要はございません。
※UCカードゴールドを含むゴールドカードを複数枚お持ちの場合でもお1人様1冊のお届けになります。
<対象外カード>
- 伊藤忠カード(ゴールド)
- LPGA CLUBカード
- CLUB CCI UCカード ゴールド
- 全医協連-UCゴールドカード
- 東電生協組合員証カード(ゴールド)
- Plus HAPPY UC Card
- UCカード プライズ
- ライフサポートカード ゴールド
- その他提携企業従業員向けゴールドカード
- ※一部、対象カードが限られたキャンペーンなどが掲載されることがございます。あらかじめご了承ください。
- ・年11冊発行(7・8月号は合併号となります)
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- ・特にお申し出のない限り自動継続とさせていただきます。
- ・途中解約による購読料の返金はお受けいたしかねます。